熱曲線による球状化測定器
SGR-1000(2000)
特徴
球状化率測定
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電源投入後、画面が切り替り測定開始となり、 |
球状化率変動グラフ |
開発の目的
球状黒鉛鋳鉄の黒鉛球状化率を鋳造前の溶湯段階において、コンピュータを利用した熱分析により精度良く、迅速、簡便に自動測定できる方法を開発、実用化した。
■ 熱分析を利用した新判定法の開発ステップ
ステップ | ねらい | 実施内容 |
---|---|---|
第1ステップ | 回帰式の算出 | 黒鉛球状化率と冷却曲線上の特異点との関係を逐次選択法の 重回帰分析を行い、 回帰式を求める。 |
第2ステップ | 精度の向上 <第1次> |
冷却曲線を複数のタイプに層別して重回帰分析を行い、 回帰式を求める |
第3ステップ | 精度の向上 <第2次> |
黒鉛球状化率と元湯の化学成分及び処理後の冷却曲線との 関係について重回帰分析により回帰式を求める。 |
第4ステップ | 実用性確認 | 第3ステップで得られた回帰式が実際の量産ラインにおいて、 実用に供して得るかどうか確認する。 |
第5ステップ | 熱分析装置の 開発 |
熱分析データの収集から演算処理までの一連の測定を自動で 簡便に実施できる装置の開発。 |

SGR-1000,SGR-2000の仕様
SGR-1000
外形寸法 | H270mm×W230mm×D80mm |
---|---|
オプション | プリンター、QCPH |
CPU | DOS/V パーソナルコンピューター |
画面 | TFT7.5 |
温度変換器 | JIS-K 測定範囲(0~1370℃) |
キーボード | 専用キーボード(本体埋め込み) |
カップスタンド | 一式 |
重量 | 3.0kg |
SGR-2000
外形寸法 | H350mm×W310mm ×D80mm |
---|---|
オプション | プリンター、QCPH |
CPU | DOS/V パーソナルコンピューター |
画面 | TFT14 |
温度変換器 | JIS-K 測定範囲(0~1370℃) |
キーボード | 専用キーボード (本体埋め込み) |
カップスタンド | 一式 |
重量 | 5.5kg |